【やさい料理教室】冬野菜第1回、白菜編!
みなさん、こんにちは。
先日やさい料理教室、冬編が始まりました!
第一回は大物野菜、白菜の登場です。
白菜は寒さが増すごとに、甘みが増していきます。
なぜなら、この寒さで凍らないようにと、
白菜自身がデンプン質を糖質に変えて身を守るからなんですね。
「人間のためじゃないんだよ~」と内田さん(笑)
まずは白菜の解体ショーです。
部位(葉の場所)で味わいが大きく違うので、
それぞれの持ち味を生かして使い分けます。
まず、右上の外葉。こちらは油との相性がよく、炒め物などに。
中葉は煮物。ロールキャベツなどにもいいですね。
中心は柔らかく、生でサラダなどにも使えます。
そして、捨ててしまいがちな芯の部分、
ここはもっとも味が凝縮している部分なので、
捨てずにだしや鍋、煮物の味だしに使うといいですよ。
お買い物の時の目利きポイントは
(1)頭がきゅっと締まってお尻がどんと張ってる。
(2)持つとずしっとくる重さを感じるもの。
(3)葉がしっかりと巻いている。
新鮮な白菜は葉っぱを根元で折ると
パキッといい音がします。
白菜のもうひとつの解体方法です。
根元に包丁で切れ目を入れ、
切り口に指を入れて思い切りよく割きます。
手で割くと、葉を断ち切ることなくきれいに分かれます。
会場からは「おおおお」と驚きの声が(笑)
こうすると、葉はバラバラにならないし、
葉が包丁に触れないのでアクもでません。
さらに芯の中心に切り込みを入れておくと成長が止まり、
鮮度を保つことができます。
このまま干して、お漬け物にするのもおすすめです。
本日のお料理のデモは4品です。
◎白菜のみそ炒め
◎白菜とじゃがいものグラタン
◎白菜のあざづけのおにぎり
◎白菜のサラダ
こちらが盛りつけの様子です。
◎白菜とひよこ豆の入りミネストローネ 日野菜かぶとプチヴェールのあしらい添え
はスタッフの方でご用意しました。
さあ各テーブルで実習です。
白菜のみそ炒め。とろとろでおいしそうです。
グラタンの焼き加減をチェック。
白菜の浅漬けでごはんをくるくる巻いて。
みなさんそれぞれが工夫をこらした美しい盛りつけをしていました。
こちらは盛りつけ大賞、内田さんからのグループ賞に輝いたテーブルです。
復習用には各テーブルで余った白菜の葉と
おみやげのひらたけ、菜花、木頭ゆずを持って帰りいただきました。
白菜を丸ごとひとつ買うことはなかなかないですが、
今日実習したいろいろな調理方法や
干して使うことなど取り入れてみると、
思っていたよりペロッと食べてしまえるのではないでしょうか。
ぜひ、ご家庭で様々な調理法を試してみてくださいね。
次回は来年年明け、大根がテーマになります。
乞うご期待です!