【11月のやさい塾】立冬。走りの冬野菜もでてきました
今回のやさい塾ははるばる島根、香川からのお客様、
お嬢さま二人とお母さまのファミリー
とたくさんの方が参加してくださいました。
場所も近くの公民館をお借りして、たたみの部屋で
くつろいだ雰囲気の中で行われました。
ちょうど寺子屋のようですね!
ミクリヤマネージャーのしゅうまさんが
今日のお野菜を紹介してくれます。
春菊、パクチョイ(チンゲンサイの仲間)
自然栽培のほうれん草、大根、
かぶ、自家採種の赤かぶ、ごぼうなど。
こちらは田神さんの自然栽培の大根。
下の写真は、半割りにして天日に干したものです。
これを酒粕と一緒につけてつくる内田さん特製のたくわんは、
これまた絶品なのです。
内田さんのお話は、野菜の旬についてから始まりました。
「その野菜が本来生まれ育ったところの季候で作ってできたもの、
つまり、適作適合で作ったものが旬なんだよ」
「慣行栽培、有機栽培、自然栽培といろいろな農法があるけれど、
栽培法で選ぶより、『旬のものを選ぶ』ということを基準にするといいよ」
なぜなら旬の時期に育ったものは、農薬肥料をあまり必要としない。
本来の野菜の力で健やかに育つことができるから。
そして健やかに野菜が育ているか、確認するための内田流野菜の見方8ヵ条をひとつずつ紹介していきます。
たとえば、
◎丸い形のものを選ぼう。
かぶなら下から見た形が丸いもの。
春菊などの場合は、軸が丸いものが自然のリズムで育ったものです。
◎葉の色の淡いものを選ぼう。
淡いグリーンはクチクラ層の色です。
クチクラ層とは植物の表皮細胞を紫外線や乾燥から守るための膜です。
◎形は左右対称のものを選ぼう。
自然のリズムで細胞分裂したものはバランスが整っています。
大根も曲がっていても左右対称のものを。
(曲がっているのは問題ありません)
これからは鍋などで冬野菜がおいしい季節ですね。
お買い物の時は目利きポイントをチェックしながら
旬のおいしい野菜を楽しんでくださいね。