【1月のやさい塾】新春特別ゲスト 河名秀郎さんをお迎えして
2013年の最初のやさい塾はスペシャルなゲストをお迎えしました。
古くから内田さんと親交のある、
ナチュラルハーモニー 代表の河名秀郎さんです。
河名さんのお話は、自然栽培、種の現状からはじまり、自然界のバランスの話に広がってゆきます。
自然界には、人間には作れない完璧なバランスがある。
しかし、人間が何か投入すると、そのバランスがくずれる。
たとえば、農地に肥料をまくから病害虫が発生し、その虫を退治するために農薬をまく。
そして、ますます土が弱るので、さらに肥料や農薬が必要になる。
その悪循環で土がどんどん汚染されていく。
けれども、土の力を信じて肥料や農薬をやめると、土の中の汚れがなくなるまで病害虫が出続ける。
虫たちが土を本来のあるべき姿に戻そうとしているのだ。
このバランスを元に戻そうとする自然界の力が、「恒常性」である。
それは、どんなに汚染されても自然に戻ろう、調和しようとする力。
これは人にも同じことが言える。
たとえば、風邪を引いた時にウィルスは殺さなければとむやみに薬や注射に頼るのは土に殺菌剤、農薬をまいているのと似ている。
しかし、人間のカラダは本来、発熱することで元の状態に戻ろうとするもの。
ウィルスを、自分の身体の持てる力で退治しようとしているのだ。
出てくる現象を悪だと決めつけて、農薬や薬で殺菌しつづけるのはさらにバランスをくずすことにつながる。
自然栽培の農業から、私たちは自然界の仕組みだけでなく、
人間のカラダのしくみを学ぶことができる。
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「最後に河名さんからみなさんにメッセージをお願いします」と内田さん。
「農薬を使わないで、元気に育った野菜たち、その野菜たちの元気を食べてください。栄養ではなく、その元気をいただいて、自分も元気になってください。」
河名さんの言葉を受けて、内田さんが締めくくります。
「そうですね、そのためにも、まず旬の野菜を選ぶことから入ってくださいね」
そんな旬の野菜プレートをいただきながらの2時間でした。
河名さんの著書です。