【4月のやさい塾】〈清明〉を迎え、いよいよ春爛漫です
満開の桜の中で迎えた4月のやさい塾。
メニューにひきつづき、講義の内容をご紹介します。
今日のおすすめの春野菜はなんですか~?
〈独身〉イケメンマネージャー、しゅうまさん教えてーー!!
まずは、旬をひた走る、トマト先生。今がまさに盛りです。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるそうです。
旬の力をトマトからいただきましょう!
そして、いよっ!待ってました。アスパラチーム!!
今日のホワイトアスパラガスは佐賀県産。
ミクリヤさんが納品しているフレンチレストランのシェフをも
「C’est bon!!」(おいしい!)
とうならせた逸品です。
ヨーロッパからの輸入物はどうしても日が経ってしまうため、
味わいが落ちてしまいがちですが、これは新鮮だからおいしいのです。
続くは、空豆、いんげん、スナップえんどうの
豆豆ブラザーズ。
にょきにょき筍。
目利きのポイントは下から見て丸いもの。
先端から芽が出ていないもの。
そして、いちごちゃん。
砂糖をまぶしておいておくだけで、シロップが出てきます。
そのままつまむと最高!! シロップはソーダで割ったり、ヨーグルトにかけたり。
もちろん煮詰めて、ジャムにするも◎です。
さて、内田さんの登場です。
毎回これらの内容の話を笑いを交えながら、熱く、熱く語ってくれます。
そんな中から、今日はアスパラガスのお話をご紹介しましょう。
アスパラの目利きポイントは
◎穂先がふっくら丸い形である
◎はかまの形がほぼ正三角形
◎下から見て切り口が丸い
自然のリズムで細胞分裂して育ったものは丸いのです。
はかまの形も二等辺三角形より、正三角形の方が自然の速度で育っています。
先端から3番目のはかまより下が固いので、
ここから切り分けて使います。
穂先と茎で火の入れ方などを調整するといいでしょう。
はかま=葉でもあり、このはかまがふっくらしているのが望ましいです。
はかまの裏から枝、つまり命が出てくるのです。
だからはかまのみを取りのぞくことはしません。
ときどき裏側に土をかんでいることがあるので、調理前に水にさらしておきましょう。
名残になると皮が張ってくるので、その時はピーラーで皮をむきます。
と、ひとつひとつの野菜について実演を交えながら教えてくれます。
春野菜満載の贅沢なプレートを食べながらの講義。
耳で話を聞いて、舌で味わってと
五感をフルに刺激するあっという間の2時間でした。
ミクリヤさんそばの桜も満開。
旬の野菜をいただくと季節の移り変わりにより敏感になり、
感謝の気持ちが自然と生まれてきます。
そんなことを感じた春の一日でした。