【2月のやさい塾】立春、冬野菜から春野菜へのリレー
おやおや、なにやら嬉しそうな内田さん。
出版社のメディアファクトリーさんから
こんなステキなプレゼントをいただきました。
野菜たちにモテモテ♡モテキのサトルです。
さて、今回の出版記念やさい塾は2月4日の立春でした。
ちょうど大寒の後の一番寒さが厳しいときです。
そんな寒い時においしい冬型野菜たちと走りの走り、春の野菜たちのリレーがテーマです。
まずは、御厨“イケメン”マネージャーのしゅうまさんが、本日のやさいを紹介してくれます。
こちらは田神さんのほうれん草。無肥料無農薬の自然栽培です。
自然の速度でゆっくり育っているので細胞が肥大していません。
寒さのピークを迎えて、非常に味わいが良いほうれん草です。
「高いものには理由がある」う~ん、深い言葉です。
他に仲居さんのレトロにんじん、トマト、いよかんなどなど説明が続きます。
これらの野菜は最後に買うこともできるんですよ。
いよいよ、内田さん登場です。
「今日は出版記念やさい塾なので…」
「一緒に乾杯してくださーい!」
ゲストの方たちも一緒にワインでお祝いしていただきました。
そんなスペシャルなやさい塾へようこそ!
「大寒のあとの厳しい寒さが大好きな野菜を4つ言える人!」
といきなりのクイズです。
答えは
カリフラワー、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草。
「この子たち(と内田さんは野菜のことを呼びます)は
越年草の冬型野菜たちで、寒さが大好き。
来週くらいが一番おいしいよ。寒い時にゆっくり育っているから甘みも増しておいしい。」
「甘みを増すのは人間のためじゃないからね。
凍らないように糖度をあげて、自分を守るためなんだよ。」
そんな野菜目線から見た、自然界のしくみについての話を聞けるのもやさい塾の魅力です。
旬には走り、盛り、名残があって、それぞれの時期に適した調理法があるんだよ、そして、農業の歴史など、話はどんどん広がって行きます。
そんな中、お料理の準備もほぼ整いました。
ここで旬の野菜料理をいただいて、一休み。
お料理の説明をしてくれるじゅんこさん。
じゅんこさんをリーダーにスタッフみんなで朝から仕込んでいます。
お腹も満足したところで、後半のお話。
旬の野菜をいただくことの大切さ。
旬の時期であれば、野菜は元気いっぱいで自力で成長できるので、たとえ、農薬や肥料を使っている畑でもそれらを吸収しない。
必要としないからです。
春夏秋冬の野菜の話。
立春から2週間後、春一番が吹いて大地が揺さぶられるとき野菜たちが芽吹き始めます。
春は一年の始まり。とても大切な時期なのです。
そしてちょうどこの頃、人間の毛穴も開き始めます。
春の苦みのある野菜をいただいて、今までたまったものを出すのはとても理にかなっているのですね。
そして、野菜の「目利きの8ヵ条」と話は続きます。
たとえばキャベツ。
葉脈がはっきりしていて、左右対称のものを選ぶ。
実は、葉脈の形は、地中に伸びている根の形と同じ。
細胞分裂を自然の速度でゆっくり繰り返した証拠なのです。
長ねぎや玉ねぎは縦の筋が多いものを選ぶ。
縦の筋の数は、地中のひげ根の数と同じ。
それは根が栄養を探そうとして、どんどん地中にもぐっていった証。
つまり、命の力が強いということなのです。
ふーん、深く納得ですね。
そして、8ヵ条の最後、とっても大切なこと。
腐る野菜でなく、枯れる野菜を選ぼう。
見事な枯れ姿の、せり、大根、にんじん。
さて、引きつづき、毎回大好評の野菜料理をご紹介します!
つづきはこちらから!